おいしいぶどうの選び方&ぶどうの保存方法

 

最近スーパーなどで国産のぶどうがたくさん並ぶようになりましたね。
今の時期に売られているぶどうは加温ぶどうで、ハウスの中に暖房機を導入することで、通常の旬の時期よりも早く出荷することが可能になっています。
今回はおいしいぶどうの選び方と保存方法、どのくらいの期間保存可能なのかについてご紹介しようと思います。

 

おいしいぶどうの選び方

 
まずはどんなぶどうが新鮮でおいしいのかを見極めることが重要です。
下の3点に気をつければ新鮮でおいしいぶどうを購入することができるはずです!

  • 枝の色が緑に近いものまたは薄い茶色のもの
  • ぶどうの粒の表面に白い粉(ブルーム)がたくさんついているもの
  • 黒系や赤系の葡萄の場合は色が全体に濃くのっているもの

 

枝の色が緑に近いものまたは薄い茶色のもの

 
新鮮なもの=緑!というイメージですが、シャインマスカットなどでは収穫するときに既に茶色っぽい枝のものがあります。
もともとの枝の色が黄色っぽいこともあるようです。(ぶどう農家であるわたしの経験談)

収穫してから日にちが経って枝が茶色になってしまった場合は、とても濃い茶色になります。スーパーでも特に安い葡萄の場合にはこの濃い茶色になってしまった枝が多いです。
こうなっている房は持ち上げると実がぽろぽろ落ちたりするので、新鮮ではないとはっきり分かると思います。

 

ぶどうの粒の表面に白い粉(ブルーム)がたくさんついているもの

 
粒についている白い粉はブルームと呼ばれていますが、雨や露などをはじいて病気を防いだり、実の水分を保持する役目があります。
黒系や赤系のぶどうではこのブルームが見やすいので、注目してみてください。緑系のぶどうではよく見ないと見えないかもしれません。
 

黒系や赤系のぶどうの場合は色が全体に濃くのっているもの

 
ぶどうは色が濃いほうが糖度が高く、甘いです。全体に色がしっかりついているものを選べばOK!
緑系のぶどうだと、黄色に近い色のほうが甘いです。きれいな緑色のほうが見た目はよく、市場では高値で取引されますが、甘いぶどうを選ぶなら黄色に近い色のものを選べばOK!
 
 
スーパーや直売所で買うときには自分でいいものを選ぶことが可能なので、しっかり選んでくださいね♪
 

ぶどうの保存方法

 
ぶどうは常温での保存が可能です。なまものですので、涼しい冷暗所に保存し3~4日以内にお召し上がりください。
長期で保存するには冷蔵または冷凍での保存をおすすめします。
 

冷蔵保存

 
冷蔵庫で保存する場合には短く枝を残して房から外し、タッパーやジップ付きの袋に入れて保存してください。洗うとブルームが落ちてしまいますので、食べる直前に洗うようにしてください。
枝を取ってしまうとぶどうの果汁が出て傷みやすくなりますのでご注意を。

賞味期限は1週間程度でしょうか。ぶどうの状態によって保存期間は変わりますので、食べる前に傷んでないかよく確認してください。
冷蔵庫で冷やすと甘みがあまり感じられなくなりますので、たべる30分前くらいに冷蔵庫から出し、常温にしてから食べるといいですよ!
 

冷凍保存

 
冷凍庫で保存する場合には短く枝を残して房から外し、少し洗って水気を拭き取り、タッパーやジップ付きの袋に入れて保存してください。
食べる時に水にさらして少し解凍すると、皮がつるっと剥けますよ♪

また、凍ったままのぶどうをそのままミキサーにかければ、ぶどうシャーベットも作れます。シャーベットなら皮ごとでも問題なし!
皮の栄養もまるまるいただけます。

賞味期限は1ヶ月程度といわれていますが、わたしは10月に収穫したぶどうを冷凍し1月に食べても大丈夫でしたので、個人の感じ方かなと思います。

冷凍保存はどうしても風味が落ちますが、長期保存なら冷凍するのが1番だと思います。
 

皮の剥き方

 
生のぶどうをお召し上がりの場合には湯剥きができます。
沸騰したお湯にぶどうを入れて15~20秒、取り出して流水で流します。すると皮がつるっと剥けるようになります。

トマトなんかの湯剥きと同じです。皮を剥くときは枝がついていたほうと反対のおしりのほうから剥くとより簡単です。
冷凍ぶどうの場合には水にさらして少し解凍すると、皮がつるっと剥けます。
 
 
いかがでしたか?今からが旬のぶどう、ぜひお試しくださいね。
 
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ぶどうの栄養分&ぶどうのおいしい食べ方はこちらの記事をご覧下さい。

ぶどうに袋をかけて、ぶどうを守ります。

 

ぶどうの袋掛けを行う時期と目的

 
 
7/16(日)に全ての品種の袋かけが終わりました。袋かけを行う時期は、仕上げの摘粒が終わって袋掛け直前の防除が終わったあとすぐです。できるだけ早めに行うようにすると病気も防げるので、来年は1回目の摘粒でほぼ仕上げ摘粒なしの状態を目指します。

袋かけをすることで、雨や害虫から葡萄を守ります。袋の口に隙間ができないように1房1房丁寧に袋をかけていきます。
 
岩崎農園はすべてのぶどうがハウスで育っているので、雨が直接当たることはほとんどありませんが、虫に食べられてしまわないように袋かけをします。着色するピオーネとコトピーには白い袋、緑ぶどうには茶色の袋をかけます。

ぶどうに色がつくには太陽の光が必要で、白い袋は光を通すみたいです。逆に茶色の袋は遮光性があり、緑ぶどうが黄色くなってしまうのを防ぐそうです。
 
 


 
 
袋かけが終わったハウス内の光景はなんだかとてもほっとします。昨年の秋から両親と3人でやってきた作業、やっとこの時期までこれた!という気持ちです。忙しい時期はかなり作業に追われていましたが兄ファミリーも毎週のように手伝いにきてくれ、ほんとに助かりました。
 
 

-軟化期-

 
 
これからぶどうは軟化期に入ります。軟化期は文字の通り、ぶどうの粒が軟らかくなる時期です。この時期に入ると色がつくぶどうは着色が始まります。

軟化期に入るまでのぶどうの粒はがちがちに固いのですが、現在はピオーネの粒を触ると少しやわらかくなってきています。あんなに固かったのに!とわくわくしています(笑)ここからの作業は伸びた枝の整理をしていきます。枝の伸びを再び抑えることで、ぶどうにたくさんの養分を送れるようにします。
 
 

\8月初旬ネットショップOPEN予定!/

 
 
ぶどうの作業をしながら、ネットショップの作成をしています。昨年度までは電話・FAX・LINEでの注文受付でしたが、今年度からネット通販も追加する予定です。

農家直送のぶどうはスーパーなどに並んでいるものより、ずっと新鮮なものです。すべてのぶどうを涼しい時間帯に朝採りし、そのまま箱詰めして発送します。産地直送のぶどうをぜひこの機会にお召し上がりください。
 
8月初旬には予約注文の受付を開始しますので、そのときはまたお知らせします。今年度はネットショップOPEN記念として、「送料無料キャンペーン」も行う予定ですので、よろしくお願いします。
また岩崎農園のLINEアカウントを作成しましたので、よろしければ友だち追加お願いします(*・ω・)*_ _)ペコリ  最新情報をお届けします!
 
梅雨明けも発表され、ますます暑くなりますが体調にはお気をつけてお過ごしください。
 
 
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ぶどうについている白い粉は農薬ではありません!

 
台風が過ぎ去ったあとも雨が降って、田んぼは嬉しい限り(・∀・)
 
きのうの吉備中央町はお昼には雨がやんだので、草刈りをしてました。草刈りを始めて何日たったことやら、刈るところが多くて全く進んだ気がしません(笑)
雨上がりだと作業中に水たまりに草刈り機の刃が入ったりして水が飛び散って服はびしょびしょに。。。暑さですぐに乾きますけどね!今日は晴れたけど明日はまた雨だとか。明日はぶどうの講習会なので、雨は悲しいですね。
 

白い粉の正体はブルーム(果粉)!

 
 
果物や野菜についている白い粉、見たことはありますか?食べごろのぶどうにも白い粉がついていますが決して農薬がついて白くなっているわけではありません!
 
 

 
 
ピオーネの成長がどんどん進んで、収穫期が楽しみで仕方ないわたしです。写真では分かりにくいのですが、ぶどうについている白い粉、ブルームや果粉と呼ばれるものですが、まだ着色が始まってもいないのに既についています。
 
 

 
 
この写真は昨年のものですが、収穫期のぶどうだとわかりやすいですね。このブルームはぶどうが自分自身を守るために分泌する物質で、雨や露をはじいて病気を防いだり、果実の水分を蒸発させないようにしたりする役目を持っています。
 
最近では「ぶどうを選ぶときには白い粉がたくさんついているものを選びましょう」といろんなところで見かけますが、この白い粉はまさに新鮮なぶどうの証。生産者はこのブルームを落とさないように細心の注意を払いながら管理し、収穫・出荷作業をします。

農薬じゃないの?なんて声もちらほらありますが、食べても問題ないので食べる前に洗うときも、さっと水で流す程度で十分なのです。ブルーベリーなんかもブルームがついているのがわかりやすいですよね。
わたしはブルームがいまの時期から分泌されることを初めて知りましたが、ここからの作業はこのブルームをいかに落とさずに収穫までもっていけるかにかかっています。どきどき。
 

-硬核期-

 
 
いま、ぶどうは硬核期に突入しています。硬核期とはぶどうの種が形成される時期のことを言うようですが、ジベレリン処理で種なしにしていてもこの硬核期は存在すると言われています。

硬核期を過ぎると軟化期に入り、色のつくぶどうは着色が始まります。いまの時期はぶどうに大きなストレスを与えないために、極端な枝整理や極端な摘粒を避けます。

ストレスを与えてしまうと縮果病を助長してしまうことがあるようです。縮果病は文字の通り、粒が縮んだようになってしまう病気で縮んだ粒は食べれないので落とします。ぶどうの房は1、2粒落とすだけでも見栄えが悪くなってしまったりするので、出来るだけ避けたいものです。
 
 
スーパー等で加温ぶどうが販売されていますね。町内でも加温ぶどうの出荷が始まりました。当園でも来年はこの時期にピオーネが食べれると思うと幸せですヽ(´ー`)ノ
 
当園では今週末からはぶどうの袋かけが始まる予定です。天候等いろんな不安もありますが、あと2か月ほどでみなさまの元にぶどうをお届けできるようになります!今年も猛暑になるであろう夏、体調にはお気をつけ下さいね。
 
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