岩崎農園は岡山県の真ん中の町吉備中央町にあるぶどう農園です。
岡山県は、ピオーネの生産量・栽培面積ともに日本一を誇ります。ぶどう全体の栽培面積では全国第4位。
吉備中央町は岡山県の中でも有数のぶどうの産地で、標高２００～５００メートルの高原地帯に位置しています。岩崎農園が位置する吉備中央町の和田という地域は、標高約３５０メートルの場所にあり、昼夜の寒暖差が大きくぶどうの栽培に適しています。夏でも朝は肌寒いこともしばしばあります。
吉備中央町の気候を生かし、シャインマスカットやピオーネといったたくさんのぶどうをハウスの中で毎年手間暇かけて生産しています。2016年9月からは娘も就農し、妻と娘と私の家族3人で毎日奮闘しながら、栽培しております。
岩崎農園の歴史
当農園の歴史は、昭和59年に結婚を期にＵターンで実家へ戻り、バラ栽培を開始したことに始まります。
全国各地のお客様に美しいバラをお届けしたい一心で、丁寧な栽培を心がけてまいりました。開園当初は栽培方法に試行錯誤を加えながら、品質向上をめざした研究に邁進してまいりました。
そうした活動と多くの方のお力添えにより、当農園のバラは着実な品質向上を実現し、平成19年と平成22年の二度にわたり農林水産大臣賞受賞の栄誉もいただきました。
現在はバラ栽培からぶどう栽培に作物を変更しておりますが、開園当初からの研究心と不断の努力は一切変わることなく日々の生産活動に取り組んでいます。
365日1日も欠かさず、毎日ぶどうハウスへ行きます
バラ栽培からぶどう栽培へ作物を変更した今でも、全く変わらないのは毎日ぶどうハウスへ足を運ぶこと。休みなんてものは忘れてしまっているかのように、買い物へ出かけた日でも、帰ってすぐに着替えてハウスへ。
こうやって毎日ハウスへ足を運ぶことで、ぶどうをきちんと観察でき、病気等の早期発見ができます。病気を早く見つけることで、無駄な農薬の使用を避けることができるのです。
また、夕方家に帰ってから大雨が降ると、ハウスの換気用のビニールを閉めにまたハウスへ行きます。ハウス内の温度が上がりすぎないよう広めに換気できるようにしていますが、雨が降るとぶどうの木や房に雨水がかかってしまうため、雨が降っているときは必ず閉めるようにしています。
ハウス栽培の良い所はぶどうの木や房に雨があたらないため、病気になりにくいこと。雨があたると意味がないので、夜でも対応するように心がけています。
低農薬を意識した栽培を心がけています
大人から子どもまで、誰もが安心してお召し上がりいただけるぶどう作りは、自然に囲まれた吉備中央町の豊かな土壌と清らかな水、そして低農薬栽培によって実現されます。
当農園では、土づくりに手作りの有機堆肥を使用しています。また2017年度からは「えひめAI」という、納豆・ヨーグルト・イースト・砂糖を発酵させて作った液を潅水の際に水に混ぜています。納豆の納豆菌、ヨーグルトの乳酸菌、イーストの酵母菌は土の中の微生物を活性化し、やわらかくふかふかな土づくりを促進してくれます。
えひめAIの材料すべてが食品というのは、とても安心ですよね。口に入れるものだからこそ、できる限り化学肥料や農薬を必要としない安心・安全なぶどう作りを目指しています。
ぶどうの木があるハウス内には、除草剤を使用しません。家族3人でたくさん話し合ってきた中でも、これだけは譲れないこだわりです。
春になって暖かくなれば、どんどん草は成長してしまいます。伸びすぎないうちに草刈り機で切り、切った草はそのまま土にかえってぶどうの栄養となります。乗用草刈機なんてハイテクなものは当農園にはないので、草刈り機やカマで手刈りします。とっても大変な作業ですが、口に入れて食べるものだからこそ、手が抜けません。
朝採りぶどうをその日のうちに発送します
ネットショップからのご注文でお届けするぶどう、直接ご注文くださった方へお届けするぶどう、毎日通販からのご注文でお届けするぶどう、直売所へ出荷するぶどう、全てが朝採りの新鮮なぶどうです。
スーパー等で販売されているぶどうは、生産者から農協へ出荷したものがスーパーに並べられるまでに最短でも３日以上かかります。産地直送だと発送当日に朝採りし、翌日にはお手元に届くので、とっても新鮮でおいしいぶどうがお召し上がりいただけるのではないかと思います。
大切な方への贈り物として、ご家族のちょっと贅沢なお楽しみとして、岩崎農園で丹精こめて栽培した特別なぶどうはお喜びいただけるものと思います。
現在一部ハウスへ加温機を導入し、7月から収穫開始できるようになりました。
一足先に夏のぶどうを楽しむのもいいですね。
お中元や暑中見舞、残暑見舞い、お盆の御供にもどうぞ。
最後まで目を通して頂きありがとうございます。
当農園のぶどうを愛してくださるお客様のために、これから召し上がってくださるお客様のために、そして平素からお力添えをいただいております皆様のために、さらに品質の高い安心・安全でおいしいぶどうを栽培してまいります。
細かなご要望にも対応できる農園でありたいと考えておりますので、どんなことでも遠慮なさらずお申し付けください。またどんなことでもお気軽にお問い合わせください。
『食べる人みんなを笑顔に』それがわたしたちの願いです。
農園主：岩崎 計夫
HP担当：岩崎 南恵