本日より翠峰の出荷が始まりました。ピオーネ同様翠峰も、昨年よりも出荷時期が早くなっています。当園で緑色の大粒ぶどうといえば、翠峰。ラベルシールの印刷がずれてますが、スルーしてください。ラベルシール1枚の単価も意外と高いのでずれてしまったものも使用しております。。。自作だとそんなことも起きちゃうので印刷の時も注意していかないとですね。
翠峰はピオーネ×センテニアルが交配されてできたぶどうです。1996年に品種登録された大粒の緑色のぶどうで、福岡県にある研究所で育成されました。翠峰は全国でみても栽培面積が少なめで、あまり作られていない品種ですね。栽培面積は、ピオーネ同様岡山県が日本一!種なし・大粒なのが魅力で、皮が薄いので透き通って見えるような印象もあります。食味は、甘さの中にほどよい酸味、ピオーネと似ていますがピオーネよりも上品な味わいです。糖度はピオーネよりも少し低く、とてもさっぱりしています。皮は薄いですが皮ごと食べると口の中に残る感じがあるので、皮をむいて食べることをおすすめします。
翠峰は作っている農家さんも少なく、直売所などに出しても翠峰ばっかり!にはなりません。ライバルも少なかったら売りやすいような気もしますが、その分知名度が低いので試食用の翠峰を置いて販売します。試食用を置いていても、試食用はきれいに食べてもらって枝だけ残り、肝心の翠峰は売れ残るなんてこともあります。最近はシャインマスカットのような皮ごと食べれるぶどうが主流になってきていて、皮をむくひと手間のせいで販売に影響が出ます。また、翠峰は裂果といって実にひびのようなものが入りやすく、そうやって割れてしまったものは見た目も悪く、房で販売できません。1粒だけなら切り落としてしまえばいいのですが、大抵上から見て裂果があると、房の半分くらいは割れてしまっていますね。1つの木になったぶどうの3分の1くらいは、裂果が見られ、房を切り分けてパックに詰めて販売しています。来年はこの裂果対策も課題です。
そんな中、新しい発見もありました。翠峰は知名度が低く売れ残りやすいと言いましたが、売りにくい翠峰をパックに詰めて売っても房で売るのと同様やっぱり売れ残りやすい。お客様の手に取ってもらうにはと考え、今収穫できるぶどうピオーネと翠峰2種をパックに詰めて直売所へ出してみました。すると、次の日にはほとんど売れていました。ピオーネの実力はすごい。
新しいラベルシールも作ってみました。こうやって2種のぶどうのラベルシールが作れるのはよかったですね。売っているものは1品種のラベルシールばかりなので、どこに買いに行っても売ってないものができました!もちろん、お金を出してオーダーすればきらきらの2種ラベルも作れちゃうのですが。。。
よし。ついでに他の組み合わせのラベルシールも作っておこう。
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