今日からシャインマスカットの出荷が始まりました。マスカットオブアレキサンドリア×スチューベンの交配でできた安芸津21号という品種に白南という品種を交配させ、シャインマスカットがうまれました。
安芸津21号は香りがあまり良くなかったため、さらに白南との交配をしてマスカットの香りの強いシャインマスカットがうまれたようです。
なんといっても高糖度で甘みが強いのが特徴で、種もなく皮ごと食べれるのでこどもから年配の方まで幅広い年齢層に人気があります。
酸味はほとんどなく皮も薄いため、ぱくぱく食べれますね。マスカット特有のとてもいい香りがします。
当園でいちばん多く栽培している品種がシャインマスカットです。しかし今年の当園のシャインマスカットは花振いというものにやられてしまい、半分くらいはちゃんとした房になりませんでした。
ぶどうの房って、粒1つ1つに花が咲いてそれが実になって房になっていくんです。房の粒に咲いている花が散ってしまう現象を花振いといい、花が散ってしまった粒は実になりません。
全部散ってしまった房はぶどうにならず、一部が散ってしまった房は粒が不揃いなぶどうになってしまいます。
そんな悲しい状況の中でも、もともと予約を受けているものから、房の形や粒の揃い方、傷などを目で確認してから順次発送していきます。全部が花振いにやられていたら、大変なことになっちゃってました。ちゃんと出荷できるきれいなものもあってよかったです。粒が不揃いなものは切り離してパックでの販売をしていこうと思います。翠峰のように、ピオーネとシャインマスカットをパックに詰めたら、たくさん売れるだろうな。翠峰とシャインマスカットもあり!
翠峰とシャインマスカットの組み合わせ、意外ときれいに見えますね。シャインマスカットのあとに翠峰食べたら、翠峰の味だいぶ酸っぱく感じてしまうかもしれませんが。。。
シャインマスカットが収穫期に入り、当園で3種のぶどうが収穫期を迎えていて、慌ただしい日々のスタートです。来年は新品種のコトピーが苗を植えてから4年目となるので、コトピーの出荷も重なってきます。今年は3年目ということで、少しだけ房をつけました。シャインマスカットより少し皮が厚いような印象です。コトピーはシャインマスカット×甲斐乙女の交配で、皮ごと食べれる赤色のぶどうです。シャインマスカットに似た味と香りを持ちます。来年からは出荷していきますので乞うご期待!
瀬戸ジャイアンツは最近毎日食べてみているけど、まだ渋い。。。出荷は10月に入ってからになりそうです。
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