ぶどうの栄養分&ぶどうのおいしい食べ方

8月頃〜日本の国産ぶどうの旬がやってきます。
加温機の導入により、旬の時期より早くぶどうが食べれるようになってきていますが、生でそのまま食べるならやっぱり旬のものがいちばんおいしいです。
近年では国産の干しぶどうも増え、年間を通していつでも国産のぶどうが食べれるようになったのも、嬉しいことですね。

ぶどうはおいしいけれど、おいしいだけじゃない!今回はぶどうの栄養価についてご紹介します。
 

ぶどうに含まれている栄養分

 
 
ぶどうにはたくさんの栄養があります。
ブドウ糖、クエン酸、ミネラル、ビタミンなどが豊富に含まれ、ぶどうの主成分であるブドウ糖は食べるとすぐにエネルギー源となってくれます。
疲労回復や病中病後の栄養補給にもなります。ブドウ糖は名前の通りぶどうから発見されました。
 
ぶどうの実の主成分はブドウ糖

ブドウ糖は疲労回復に効果があると前述しましたが、脳の働きを活発にしてくれるそうで、デスクワークや勉強の合間に食べると集中力UPに期待できそうですね!
ビタミン類やミネラル類も豊富なので、生でそのまま食べると栄養分もそのまま摂取できます。
 

ぶどうの皮にも栄養があります

 
ぶどうの皮にはポリフェノールが豊富です。
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、がん予防や風邪などの予防に効果的です。抗酸化作用というのは、紫外線や喫煙、ストレスなど毎日の生活の中で発生する活性酸素を除去し、体が酸化するのを防いでくれる作用です。

つまり、体がさびるのを防いでくれる!ということですね。
そのため、アンチエイジングにも効果があると言われており、美容を保つための食べ物としてもぴったりですね。 続きを読む

おいしいぶどうの選び方&ぶどうの保存方法

 

最近スーパーなどで国産のぶどうがたくさん並ぶようになりましたね。
今の時期に売られているぶどうは加温ぶどうで、ハウスの中に暖房機を導入することで、通常の旬の時期よりも早く出荷することが可能になっています。
今回はおいしいぶどうの選び方と保存方法、どのくらいの期間保存可能なのかについてご紹介しようと思います。

 

おいしいぶどうの選び方

 
まずはどんなぶどうが新鮮でおいしいのかを見極めることが重要です。
下の3点に気をつければ新鮮でおいしいぶどうを購入することができるはずです!

  • 枝の色が緑に近いものまたは薄い茶色のもの
  • ぶどうの粒の表面に白い粉(ブルーム)がたくさんついているもの
  • 黒系や赤系の葡萄の場合は色が全体に濃くのっているもの

 

枝の色が緑に近いものまたは薄い茶色のもの

 
新鮮なもの=緑!というイメージですが、シャインマスカットなどでは収穫するときに既に茶色っぽい枝のものがあります。
もともとの枝の色が黄色っぽいこともあるようです。(ぶどう農家であるわたしの経験談)

収穫してから日にちが経って枝が茶色になってしまった場合は、とても濃い茶色になります。スーパーでも特に安い葡萄の場合にはこの濃い茶色になってしまった枝が多いです。
こうなっている房は持ち上げると実がぽろぽろ落ちたりするので、新鮮ではないとはっきり分かると思います。

 

ぶどうの粒の表面に白い粉(ブルーム)がたくさんついているもの

 
粒についている白い粉はブルームと呼ばれていますが、雨や露などをはじいて病気を防いだり、実の水分を保持する役目があります。
黒系や赤系のぶどうではこのブルームが見やすいので、注目してみてください。緑系のぶどうではよく見ないと見えないかもしれません。
 

黒系や赤系のぶどうの場合は色が全体に濃くのっているもの

 
ぶどうは色が濃いほうが糖度が高く、甘いです。全体に色がしっかりついているものを選べばOK!
緑系のぶどうだと、黄色に近い色のほうが甘いです。きれいな緑色のほうが見た目はよく、市場では高値で取引されますが、甘いぶどうを選ぶなら黄色に近い色のものを選べばOK!
 
 
スーパーや直売所で買うときには自分でいいものを選ぶことが可能なので、しっかり選んでくださいね♪
 

ぶどうの保存方法

 
ぶどうは常温での保存が可能です。なまものですので、涼しい冷暗所に保存し3~4日以内にお召し上がりください。
長期で保存するには冷蔵または冷凍での保存をおすすめします。
 

冷蔵保存

 
冷蔵庫で保存する場合には短く枝を残して房から外し、タッパーやジップ付きの袋に入れて保存してください。洗うとブルームが落ちてしまいますので、食べる直前に洗うようにしてください。
枝を取ってしまうとぶどうの果汁が出て傷みやすくなりますのでご注意を。

賞味期限は1週間程度でしょうか。ぶどうの状態によって保存期間は変わりますので、食べる前に傷んでないかよく確認してください。
冷蔵庫で冷やすと甘みがあまり感じられなくなりますので、たべる30分前くらいに冷蔵庫から出し、常温にしてから食べるといいですよ!
 

冷凍保存

 
冷凍庫で保存する場合には短く枝を残して房から外し、少し洗って水気を拭き取り、タッパーやジップ付きの袋に入れて保存してください。
食べる時に水にさらして少し解凍すると、皮がつるっと剥けますよ♪

また、凍ったままのぶどうをそのままミキサーにかければ、ぶどうシャーベットも作れます。シャーベットなら皮ごとでも問題なし!
皮の栄養もまるまるいただけます。

賞味期限は1ヶ月程度といわれていますが、わたしは10月に収穫したぶどうを冷凍し1月に食べても大丈夫でしたので、個人の感じ方かなと思います。

冷凍保存はどうしても風味が落ちますが、長期保存なら冷凍するのが1番だと思います。
 

皮の剥き方

 
生のぶどうをお召し上がりの場合には湯剥きができます。
沸騰したお湯にぶどうを入れて15~20秒、取り出して流水で流します。すると皮がつるっと剥けるようになります。

トマトなんかの湯剥きと同じです。皮を剥くときは枝がついていたほうと反対のおしりのほうから剥くとより簡単です。
冷凍ぶどうの場合には水にさらして少し解凍すると、皮がつるっと剥けます。
 
 
いかがでしたか?今からが旬のぶどう、ぜひお試しくださいね。
 
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